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はじめに
Excelでテーブルを使うとき、注意したいことがある。
テーブルの途中から最終行までの、行まるごとのデータを消す時は、普通の表の場合と違って、Deleteキーで消すのではない。
必ず行ごと削除をするということだ。
Deleteキーでデータを消したときの弊害
例えば上図のテーブルにおいて、11行目以降(~最終の16行目)のデータは不要だから全て消すとしよう。
通常の表なら、Deleteキーで消せば良い。
しかし、テーブルにおいてDeleteキーで安易に消してしまうと、どうなるか。
上図が、Deleteキーで消した後だが、矢印で示したE16セルの右下箇所に小さなマークが付いている。
これが、テーブルのデータの終点を示すものだ。
つまり上図では、11行目以降を消したはずだが、データは依然として16行目まであることになる。
もちろんこれは、単に気持ち悪いとかの問題ではない。
B列以降の列には本来、全て数値が入っていなければならないが、この状態では空白セルが多く混じっていることになる。
もちろん空白セルは、数値セルの仲間ではない。
これは特に、テーブルをピボットテーブルに変換したときなどに害が顕著になる。
ピボットテーブルは、この列は数値の列だ!ということは明確に指定を求めるので、こんな風に空白セル混じりの数値列などあるべきではない。
最終行の所在がおかしくなる
そしてもっと単純な話として、今回の例ではDeleteキーで消した行数が少なかったから良いが、これが何千行とかになると、消したつもりで消えていない行がそれだけ多くなる。
そうなったら、データ量(Excelのファイルサイズ)の余計な肥大に繋がるし、Excelシートの終点がどこにあるのか正しい判断ができなくなる。
ちなみにExcelシートの終点の判断というのは、Ctrl+Endキーで終点セルに移動すれば良いのだが、それが無意味化されるといっても良いだろう。
もちろんこの例では、Ctrl+Endキーを押すと、テーブルの終点であるE16セルにジャンプすることになる。
テーブルの行削除
さて、テーブルの行はDeleteキーで消すのではなく、行削除をすれば良いわけで、普通の表と同様に行全体を選択して右クリックメニューから「削除」としても良いことは良い。
だが、以前の記事で示したように、テーブルの行だけを上手いことクリックして選択して、ショートカットキー
Ctrl + -(マイナス)キー
で削除するのがスマートだろう。
このテーブルの行削除は、意外に重要であり、私などは実際の仕事において頻繁にやるのだが、それに当たって悩ましい問題もある。
その辺り、引き続き次回の記事で述べていく。
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