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Excelの最終セル
Excelで、シート中でデータがある最終セルの位置に飛ぶコマンドは
Ctrl + End
だ。
あるいはF5キー「ジャンプ」コマンドから「最後のセル」を選択するのでもいけるが、Ctrl + Endだけを覚えておけば良いと思う。
さて下図では、電話番号など実質的に必要なデータが入っているのはG6セルまでだ。
しかしG50000セルには色が塗られていて、J6セルには罫線が入っている。
この場合、Ctrl + Endコマンドでジャンプする最終セルは、J50000セルになる。
この例では可視化のためセルや罫線に色を付けているが、例えばG50000セルのセル書式を「文字列」書式にしたとかいうだけのことでも、同じことが生じ得る。
何か具体的な文字や数値のデータが入力されていなくても、色など書式が周囲と異なっているだけで、そのセルが思いがけず最終セルに変化することがしばしばある。
そうなると今回の例では、自分ではG6セルが最終セルだと思っているのに気付かないうちに、物凄く下にあるJ50000セルが最終セルになっているわけだ。
そういう場合のデメリットとして、少ししかデータを入力していないのにExcelファイルのサイズが大きくなってしまい、動作も遅くなったりする。
解決方法
このような場合はどうすれば良いか。
図を再掲したが今回の例なら、本当に最終セルとしたいのはG6セルであり、H列以降および7行目以降が不要なデータだ。
その場合の手順としては、
(2)7行目~一番下の行(1048576行目)までを行ごと削除
(3)上書き保存
ということになる。
(3)の上書き保存までしないと、行・列の削除によるデータ軽量化はなされない筈なので、注意。
また、
(1)で一番右の列まで選ぶ際はCtrl + Shift + →キー
(2)で一番下の列まで選ぶ際はCtrl + Shift + ↓キー
行・列の削除は Ctrl + -キーと、ショートカットキーは必ず使えるようにしておこう。
さて、シートの最終セルを求め不要な行・列を削除するのを、Excelの通常機能でやってみた。
ここまでは基本レベルの知識なので、必ず覚えておきたい。
次回の記事では、マクロ(VBA)により最終セルを求め、不要な行・列を削除する処理を取り扱う。
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