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通常の置換
今回は、PowerQueryでの置換機能について取り上げる。
そもそも置換という言葉が全く分からないようでは出発点にも立てないので、必ず押さえておこう。
PowerQueryエディタにおける置換は基本的には簡単で、置換したい列を選択してから
リボン「ホーム」タブ
→「値の置換」
とする。
確認ダイアログボックスが出てくるので、何の文字をどう置換するか書き込む。
下図の例は、「県」文字を「けん」と置換するもの。
「検索する値」「置換後」の両方の欄に文字を書き込んで「OK」を押す。
もちろん、検索された文字列を削除したいという場合は「置換後」欄を空白にしておけば良い。
そして処理の結果、下図のように「県」文字が全て「けん」と置換される。
ついでに数式欄には
Table.ReplaceValue
と書かれており、これがPowerQueryにおける置換の関数となる。
完全一致で置換する
下図の例では、借方科目・貸方科目という項目について、コードと名称に分かれている。
それをPowerQueryの「列のマージ」機能を使い、「:」記号で結合すると下図のようになる。
ただこれだと、もともと科目コード・名称が空白だった箇所には、単なる「:」記号だけが残り格好悪い。
そこで、セルの内容が完全に「:」記号のみになっているものだけを、空欄に置換してしまいたい。
では先程と同様
リボン「ホーム」タブ
→「値の置換」
とする。
では完全一致で検索して置換する方法だが、置換のダイアログボックスで「詳細設定オプション」を開いて「セルの内容全体の照合」にチェックを入れて「OK」を押せば良い。
この「詳細設定オプション」には「特殊文字を使用した置換」とかいうのもあるが、主に改行文字が絡む置換で、そんな小難しいものを使う機会が多いとは思えないので説明は省略する。
この完全一致の置換をした結果、「:」記号だけになった欄が空欄に置き換わる。
その他、エラーの置換など
置換コマンドは、
リボン「変換」タブ
→「値の置換」
からも実行できる。このメニューから実行する場合は、メニューが分岐して、「値の置換」の他に「エラーの置換」というメニューも出てくる。
下図の例ではエラーを出しているが、そこで「エラーの置換」を実行してみる。
確認ダイアログボックスが出てくるので、エラー値を何の値に置き換えるか書き込み「OK」を押す。
エラー値を「999」に変換したのが下図のようになる。
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