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はじめに
今回の記事から3回に分けて、Excel2010以降において印刷のページ設定をする、基本的な方法を解説する。
このページ設定というやつのコマンドは、リボンの「ページレイアウト」タブに集中している。
まともにこのタブを使う必要もなく、オリジナルのリボンに集中させれば良いのだけど、一応デフォルトのこのタブ設定に従って述べていく。
ちなみに、オリジナルのリボンにコマンドを設定する手順はこちら。
さて、この「ページレイアウト」タブの中で、有用なコマンドボタンは次のものがあるだろう。
赤で囲んだ「印刷の向き」「印刷タイトル」について、今回の記事では説明する。
続きは次回の記事で。
「印刷の向き」
印刷の向き(用紙の向き)を、縦・横から選べる。そんだけ。
「印刷タイトル」
この機能は、とても重要だから、必ず覚えておこう。知らないと給料泥棒だ。
主に、縦に長い表を作成した時に使う。
縦または横に、必ず毎ページに表示したい箇所を設定しておく機能だ。
行(横方向)のタイトル設定
たとえば下図のような表があったとして、印刷したときには、必ず毎ページに、表の見出し・タイトルとして位置付けられる1行目~3行目を表示して印刷したいはずだ(この例に限って言えば、3行目だけでも足りるが)。
その設定をするときに、「印刷タイトル」コマンドを使う。
逆にこの設定をしておかないと、印刷した時に2ページ目以降は、タイトル部分のない分かりにくい表が印刷されてしまう。
「印刷タイトル」コマンドを呼び出すと下図の画面が呼び出される。
というかこれが、Excelのページ設定機能を全部まとめたメイン画面なので、私はもうページ設定機能全般を呼び出すためのボタンとして「印刷タイトル」ボタンを使っている。
今回は、横方向の1行目~3行目を毎ページに表示したい目的なので、まず「タイトル行」のところの入力ボックスをクリックする。
そして、目的とする1行目~3行目のところをマウスでドラッグしていこう。
そうすると、「タイトル行」のところに、1行目~3行目を示す「$1:$3」の文字が入る。
これで、毎ページに1行目~3行目を印刷する設定は完了だ。
列(縦方向)のタイトル設定
次に、この設例で縦方向のA列には日付を入れてあるが、それも毎ページに表示したいとしよう。
その場合は、先程の「印刷タイトル」コマンドから「タイトル列」の入力ボックスをクリックしよう。
そして、先程と同様、目的とするA列のところをマウスでドラッグしていくと、「タイトル列」にA列を示す「$A:$A」が入力される。
これで、毎ページにA列が印刷されるようになる。
最後に、一連の手順を動画にしておく。
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