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はじめに
前回の記事では、上図のExcel表を変換する方法の一例を扱った。
今回はこの表を、下図のように純粋な縦長の表に変換する方法を扱う。
今回用いる表のExcelファイルのダウンロードはこちらから。
縦横の入れ替え
まず、ExcelファイルをPowerQueryエディターに読み込むところまでは、手順は省略する。次に
リボン「変換」タブ
→「入れ替え」
で、表の縦横を入れ替える。
リボン「変換」タブ
→「フィル」
→「下」
で、「null」になっているデータを埋める。
ここまでは、前回と同じ手順。
ヘッダー設定
今回は、この段階でヘッダー設定をする。
リボン「変換」タブ
→「1行目をヘッダーとして使用」
ヘッダー設定したら、下図のようになる。
なんか2列目は「部門」となっていておかしいが、この列は後で横に変換するので、面倒だから放置して良い。
また「4月」などの月の列が勝手に「2020/04/01」など日付の型に変換されるので、「テキスト」の型に変更する。
型の変更に対し確認メッセージも出るが、「現在のものを置換」で進める。
ついでに
「Column1」列の名前を「月」に変更
→「部門」列を1列目に、「月」列を2列目に移動しておく。
ピボット系操作
マトリクス形式を縦長へ
では3列目以降がマトリクス形式の数値の表になっているので、これを完全な縦長に変換する。
3列目以降を縦長に変換するということは、1列目・2列目の他を全て変換するということなので、
1列目・2列目を選択した状態で
リボン「変換」タブ
→「列のピボット解除」の右側のボタンを押して出る分岐メニュー「その他の列のピボット解除」
とする。
縦の項目を横へ
全ての項目が完全に縦長になったが、1列目の「実績」「予算」「差異」の列は横方向に直したい。
この1列目を選択した状態で
リボン「変換」タブ
→「列のピボット」
とする。
横方向変換後に、どの列を数値として指定するか確認される。
ここでは一覧から「値」を選択して「OK」とする。
これで「実績」「予算」「差異」の数値項目が横方向になった。
後は
リボン「ホーム」タブ
→閉じて読み込む
でExcelシートに展開すれば良い。
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