Excel PowerQuery エディタのオススメ設定

Microsoft Excel

スポンサーリンク

ExcelのPowerQueryで専用エディタを使っていくに当たって、是非ともやっておくべき設定があるので、今回取り上げる。

PowerQuery エディターの基礎

自動的にヘッダー・型の設定がされるのを制御

まずエディタのリボン「ファイル」タブ→「オプションと設定」→「クエリのオプション」とする。

「データの読み込み」→「型の検出」メニューで、最初は「非構造化ソースの列の型とヘッダーを常に検出する」にチェックが入っているのではないかと思う。

その場合、Excelのリボン「データ」タブ
→データの取得
→ファイルから
→ブックから

などとしてファイルを開き、読み込みを進めていったとき、「1行目をヘッダーとして使用」とか「型の変更」とかいう処理が自動的に入る。

特に「型の変更」が勝手に入るのは困りものだ。

「0001」みたいなものを、文字列として認識させたいのに勝手に数値として認識したりするし、また、表の中にどういう項目があるのか勝手に決めつけたりする。

上図で「部門」「科目」「2020年12月_実績」とか数式に書かれているのがそれだ。

Excel PowerQuery 列のタイトルが可変の表をあれこれ加工してみる

そこで、オプション「データの読み込み」→「型の検出」メニューで、「非構造化ソースの列の型とヘッダーを検出しない」にチェックを入れておくと良い。

これをすると、「1行目をヘッダーとして使用」ステップの自動挿入が抑制され(これは割と自動挿入されたりするけど)、「型の変更」ステップは絶対に自動挿入されなくなる。

ぜひこれは設定しておきたい。

Excelシートに読み込まれるのを防止

引き続き、「クエリのオプション」→「データの読み込み」で、「規定のクエリ読み込みの設定」という項目へ行く。

ここで「カスタマイズした規定の読み込みの設定を指定する」にチェックを入れ、その下の「ワークシートへの読み込み」「データモデルへの読み込み」は両方ともチェックを外しておくと良いだろう。

PowerQueryではまず、加工手順だけを作成しておいて、データをExcelシートに展開したりするのは保留しておけば、大量データを不必要に扱わなくて良くなる。これはそのための設定だ。

デフォルトでは、PowerQueryでデータの加工手順を作成したら、それによってExcelシートへのデータ読み込みまで自動で実行してしまうので、それをしないように設定するものだ。

詳細エディターの設定

次は、PowerQueryエディターのリボン「ホーム」タブ→「詳細エディター」で見られる詳細エディターの設定。

Excel PowerQuery ソースコードの詳細エディターについて

詳細エディターの右上にある「表示オプション」から
「行番号の表示」「空白文字の表示」「ワードラップを有効にする」にチェックを入れると良い。

ミニマップというのもあるが、これをONにしてもエディターの表示幅が狭くなってあまりメリットは無いかな。

PowerQueryのソースコードは長ったらしくなりがちだが、「ワードラップを有効にする」により折り返し表示されて、見やすくなる。

スポンサーリンク