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ExcelでVBA(マクロ)を作成するときは、ショートカットキー Alt+F11 で呼び出すVBE(Visual Basic Edtor)を使う。
これはコードを書くエディターというやつだけど、デフォルト設定では使いにくい部分もあるので、今回はそのVBEのオススメ設定みたいなのを書いておく。
VBEツールバーの設定
まずALt+F11で呼び出したVBEの画面で、
「表示」→「ツールバー」→「ユーザー設定」
としよう。
「ユーザー設定」以外に「デバッグ」とかにチェックを入れられるけど、それでは欲しい機能だけを柔軟に追加することができない。
なお「表示」→「ツールバー」→「ユーザー設定」とするのは面倒だから、
VBE上部のツールバーがある適当な場所で右クリック
→「ユーザー設定」 とする方法でも良い。
ここで出てきたオプション画面で
「コマンド」タブを開く
→分類「編集」の「コメントブロック」「非コメントブロック」の2つは、必ずツールバーとして新規追加しておこう。
メモ書きなどのコメントを自由に書き込んだりするのを始め、ひとまず無効にしておきたいソースコードをコメントとして無効化するのに使える。
ツールバーに新規追加するには、これらを、上部にあるツールバーのエリアへマウスでドラッグすれば良い。
同様の手順で、分類「デバッグ」の「プロジェクトのコンパイル」も必ず追加しておきたい。
この「プロジェクトのコンパイル」は要するに、作ったマクロを実際に走らせてまでみなくても、明らかな間違いがないかを全体チェックしてくれる機能だ。
マクロの実行前には必ずこれでチェックを掛ける習慣を付けよう。
この「プロジェクトのコンパイル」のショートカットキーは、
Alt + D → L
だ。
これが面倒だからツールバーに追加するが、ショートカットキーとしても実行できるようになりたい。
私は非常に頻繁にこれを実行しているので、自然に手が覚えた。
その他のオプション設定
次に、ALt+F11で呼び出したVBEの画面で、「ツール」→「オプション」を開く。
ここで、まず何が何でも「変数の宣言を強制する」には必ずチェックを入れよう。
これが必要か否かはTwitterでも時々物議を醸すやつだけど、絶対に必要なはずだ。
要は変数というのは自分が勝手に決めるものなので、それがどういうものかって定義を書くなんていうのは、最低限の義務だと少なくとも私は確信している。
後は基本的に全部チェックを入れておけば良いけど、「自動構文チェック」はチェックを外して良いと思う。
これにチェックを入れていると、試しで書いてみたコード等にもいちいちエラーメッセージが出てうるさいからだ。
別にこれのチェックが外れていても、明確な構文間違いは文字を赤くして教えてくれるので、大した問題はないはず。
まだこのオプション画面は閉じず、「エディターの設定」タブを開こう。
フォントのサイズがデフォルトでは小さすぎると思うので、14くらいにしておくのがオススメ。
メモ帳やサクラエディタなどのテキストエディタでもそうだけど、文字を書く環境ではフォントサイズを大きめにしておくのが良いと思う。
後は「ドッキング」タブを開いて、全ての項目にチェックを入れれば良いと思う。
VBEを使うに当たって、種々の情報が表示されたり、試しの数値を入れてみたりするウインドウが固定表示されるようになるので、チェックを入れておいて損はないはず。
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