スポンサーリンク
Excelは、表形式を用いて大量のデータを扱うものだ。
だから、データの多い表において、表全体を選択するとか、表の先頭orラストに移動するといったことは、息をするようにスムーズにできなければ給料泥棒だ。
今回は、そういったExcelにおけるセル範囲の移動・選択に関する効率的なショートカットキーを紹介していく。
ごく基本的な技ばかりなので、必ず習得しておこう。
Ctrlキー+方向キーで一気に移動ができる
下図のようなExcelシートで、まずE14セルを選択してみよう。
そこから、Ctrlキーと方向キーを組み合わせた操作により、次のようなセル位置へのジャンプができる。
Ctrl + ➡キー :右端のK14セルにジャンプ
Ctrl + ⬅キー :左端のB14セルにジャンプ
というようになる。では、いま書かなかった
Ctrl + ⬆キー
のコマンドだと、どうなるか。
この場合は、一番上のE1セルにジャンプ・・・するのではなく、E10セルにジャンプすることになる。
これをキッチリと押さえておいてほしいのだが、この<Ctrlキー + 方向キー>による移動コマンドは、<データの有るセル範囲だけorデータの無いセル範囲だけ> を、一気に移動する技だ。
なんかややこしい書き方をしたが、今の例でいうと、E14セルの上にあるE13~E11セルが、データが何も入っていないセル範囲だ。
だからE14セルで<Ctrl + ⬆キー>をやると、データの入っていないE13~E11の範囲だけを一気に移動し、データが有るE10セルに到着するというわけだ。
<Ctrl + ⬅キー>の場合は、データが入ったセル範囲というのはD14~B14セルであり、A14セルには何もデータが入っていないので、ジャンプ到着先はB14セルとなるわけだ。
したがってE14セルにおける<Ctrl + ⬆キー>以外のコマンドについて改めて述べると
Ctrl + ➡キー :データが入ったセル範囲F14~K14の間を一気に移動し、K14セルに到着
Ctrl + ⬅キー :データが入ったセル範囲D14~B14の間を一気に移動し、B14セルに到着
となるわけだ。
Shiftキーも合わせれば選択ができる
さて、Ctrlキー+方向キーによるセル範囲移動の技を述べたが、これを<Ctrlキー+Shiftキー+方向キー>とすれば、セル範囲を移動するのではなく選択する操作になる。
私は頻繁に、業務上のExcel操作指示で「A2セルを起点にして、I列の最下端まで選択してくれ」といった指示を出すことがある。
そういうとき、この<Ctrl + Shift + 方向キー> 操作が一向にできない人が多く、ゲンナリさせられるものだ。
ある意味、移動よりも重要な操作になるので、必ずマスターすること。
改めて、E14セルを選択した状態からの操作と結果を書くと
Ctrl + Shift+ ➡キー :E14~K14セルまでが選択される
Ctrl + Shift+ ⬅キー :E14~B14セルまでが選択される
Ctrl + Shift+ ⬆キー :E14~E10セルまでが選択される
ということになる。
合わせ技でいくなら、
Ctrl + Shift+ ⬇キーを押して、更に➡キーを押すという操作をすると、E14~K24セルまでが選択されるということになる。
この合わせ技も便利なので、自分で何度も操作して、慣れるようにしよう。
今回は、CtrlキーやShiftキーと上下左右の方向キーを組み合わせたショートカットキーを説明したが、次回の記事では方向キー以外のボタンを使ったコマンドを説明する。
スポンサーリンク